■トローリングの基礎知識
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■カツオ漁
曳き縄漁(トローリング)の中で一番数釣りが出来るのがカツオ曳き縄(トローリング)でしょう。四国沖では昔から魚(ナブラ)にあたると左旋回(舵角度10度ぐらい)をするのがならわしです。
上の図ではA船がナブラにあたっています。B船の船頭は左に舵をきり、A船の邪魔をしないのがルールになっています。レジャー船の中にはまだルールを知らない人がいて、航法通り右に舵をきり漁師を困らせる船をちょくちょく見かけます。四国沖で釣行される方はかならず覚えておいて下さい。また、四国沖に限らず地方ごとにルールはありますので知らない人は必ずルールを覚えておいて下さい。
次にカツオの仕掛けについては、竿先(1番)が長く、次に2番、そして2番の1mぐらい竿元によりに潜航板をつけるのが一般的でしょう。たまに1番が短く、2番が長い人もいますが、それは好みによります。昔、先輩の漁師さんには「カツオは板で釣れ!」と教えてもらいました。日によっては船尾の左右から床板を流し、潜航板を4枚流したりもします。カツオ漁においては潜航板の出来が釣果を左右する事もあるのですね。
さて、私の仕掛けですが、右の1番はロケット、左の1番はヒコーキを使っています。左旋回をするので内側の左舷がロケットではしぶきをあげないからです。2番については風の日はナマリ、凪の日は右がロケット、左がヒコーキと使い分けています。潜航板は、小ぶりにしています。又、船尾からの潜航板は天候により毎回ではありませんが人が立って手を伸ばして届くくらいの高さからクッションゴムを付けて床パナと言う上道具を左右2本流したりもします。船が少ない時には、ピンピンと言う道具を使う時もあります。
このように文面では伝えきれない事が山ほどある訳ですが、これらをふまえてプロトローリング.comのカツオトローリング仕掛けセットは、オールラウンドな漁が出来るような組み合わせになっておりますので初心者の方でも比較的レベルの高い漁が楽しめると思います。また、上級者やプロ(漁師)の方でもお好みに合わせた仕立ても行っていますので電話、メール、FAXなどでお気軽にお問い合わせ下さい。きっとあなたのご希望に添えられると思います。